Passat x Life Vol.1 Fumio Ogawa
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いいクルマとの出会いは、毎日を輝かせていきます。

たとえば、着心地のいいポロシャツのように。新しいPassatは、毎日のさまざまなシーンで、いろいろと使いこなせます。

洗練されたスタイリングは、カジュアルにも、フォーマルにも、決まる。軽快な走りは、スポーツとしても楽しめる。さらにクルマの上質な素材感が、ハンドルを握る手や、腰かけたシート生地からも伝わってくるでしょう。
それはきっと、新しいPassatがクルマとして、とても完成度の高いレベルに到達しているからこそ、実現できるのだと思います。

ずっと乗っていたくなる、もっと楽しみたくなる。暮らしを共に謳歌するステディなパートナー、Passat。
フォルクスワーゲンらしい、とってもいいクルマです。

小川フミオ Editor/Writer
小川フミオ Editor/Writer

1959年生まれ。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。株式会社二玄社(にげんしゃ)で自動車とカルチャーを融合させた「NAVI」の編集に携わる。1999~2001年、編集長。翌 02年より、日本で最も歴史ある自動車誌「モーターマガジン」(モーターマガジン社)の編集長に。同年秋より「Food and Style」を謳うグルメ誌「アリガット」(IMAGICA パブリッシング)の編集長に。2004年よりフリーランス。

著者に「カルロス・ゴーンへの警鐘」(02年刊、阪急コミュニケーションズ)、「東京感動料理店」(共著、05年刊、昭文社)。09年には「ひとりで行ける上質ごはん」(東京書籍)現在、「東京最高のレストラン」(ぴあ)を共同執筆。

クルマは、とことん使いつくす。人生を楽しむために。
-- プライベートでは、どのようにクルマをお使いになられているのでしょう?

おいしいものを食べ歩いたり、いい食材を求めて買い出しに出かけたり。クルマでグルメライフを楽しんでいます。たとえば、自宅から東名高速の入口が近いというのもあるのですが、静岡にあるフレンチのレストランまで、ふらりと足を延ばしてみたり。東麻布にあるデリカテッセンまでグラスフェッドビーフ(牧草飼育牛肉)を買い求めに行ったり。冬はスキーにも行きます。スキー板を屋根の上に積むのは好きじゃないので、スキー板を車内に積み込める、トランクスルーの充実したクルマが好きですね。

あとクルマの中ではジャンルにこだわらずいろいろな音楽を聴くのですが、あえて音楽をかけず、クルマの音だけを聴いているときもあります。そういう意味では、Passatは好きな音がするクルマですね。とても静かな空間なので、エンジン音はあまりしないのですが、ほどよく外の音が聴こえてくる。静かさを聴き入りたくなるような絶妙さですね。

クルマは、人生を共に過ごすパートナー。人とクルマの素敵な出会いを、届けたい。
-- 仕事をする上で、目標としていることはありますか?

モータージャーナリストとして、世界中のさまざまなクルマに乗る機会をいただき、そのたびに思うのは、乗る人たちの生活シーンです。クルマはたんにマシンというだけでなく、人生のパートナーのような存在でもあります。このクルマの特徴は、どのような人たちに、どう魅力的なのか。ファッションやカルチャー、ときに人生にまで想いをめぐらせ、紹介していけたら、とても素敵なことだな、と思います。

海
自らの視点で考え、モノを見極める。その先に、自分らしい価値観が育まれていく。
-- モノを選ぶ際、大切にされていることは何でしょう?

「お気に入りの寿司屋は三軒に絞り込め」これは、私がお寿司の師匠と仰いでいる人の言葉です。寿司職人のこだわりから生まれる素敵な味わいは、何度も通いつめて堪能してみる。そうすることで、その奥深さに気づいていく。そして解っていくほどに、自分自身も磨かれていくのだと思います。

こうした積み重ねは、いずれ自分の価値観として育まれていきます。そして、たとえば生ハムを買うなら、このお店。家具を買うなら、このお店。という具合に、自分にとってぴったりのモノが解ってくる。ベストな選択へ、自らのチカラで到達できるようになるのです。その悦びは、格別なものです。

スーツケース
ドライビングシューズ
サングラス
-- お気に入りアイテムと、その理由を教えてください。
スーツケース

ユーザーの使い勝手をスタイリッシュに満たしてくれる。そうしたモノが好きです。だからスーツケースは、収納力と移動のしやすさという基本機能とともに、デザインにもすぐれているものを選びます。これらの基準は、クルマ選びにも通じていく、と感じています。

ドライビングシューズ

クルマとのコミュニケーションは、足元から始まります。アクセルとブレーキの微妙な操作感覚を楽しむという意味でも、シューズはとても重要なアイテムですね。そして街歩きにも使えるスタイリッシュさを兼ね備えていることも重視しています。

サングラス

サングラスもクルマも、その人の第一印象を大きく左右します。だからこそ、しっかりとした機能性を備えつつも、自分を表現するアイテムとして、デザインにもすぐれたものを選びたいと思っています。そして行先や服に合わせて、使い分けを楽しんでいます。

小川フミオ Editor/Writer / Passat
欧州最高水準の「みんなに、いいクルマ」。新しいPassatは、さらに高い完成度へ。
-- 新しいPassatに試乗された感想をお聞かせください。

これはフォルクスワーゲンという企業の姿勢にも通じることだと思うのですが、過去を否定することで新しいモノを生みだすのではなく、これまでやり続けてきたことの積み重ねの上に、さらにその先の新しさへと到達していく。そうした一貫性のある開発スタンスが、新しいPassatからも存分に感じられます。昨年、サルディーニャ島で初めて試乗し、そして今回、日本で乗ってみて、そうした思いをあらためて強く感じました。

欧州カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのも、こうした開発スタンスから生みだされた「完成度の高さ」が評価されたのかもしれないですね。もちろんライバルとされるクルマにも、それぞれの魅力があります。たとえばCクラスですと、やはりそのブランド認知度の高さやクルマのポテンシャルはなかなかのものです。リセールバリューのことまで考えると、魅力的と言えるでしょう。そして3シリーズですと、やはり独自の走りの世界観のようなものが楽しめます。
そうしたなかで、あえてPassatが際立っているのは、繰り返しになるのですが、やはりその「完成度の高さ」です。これぞ、セダン。これぞ、いいクルマ。と言ってみたくなるほど、基本を徹底的に磨き上げ、進化させています。

「フォルクスワーゲン」という言葉を日本語に直訳すると「みんなのクルマ」。その名が象徴するように、新しいPassatは、欧州最高水準の性能や価値を、より多くの人たちに楽しんでもらえるクルマです。もちろん価格帯的にも、輸入車と国産車との間ぐらいに位置し、プレミアムカーとしての価値を、ベーシックな価格で、手にすることができるのです。しかも、全方位に充実した安全装備がオプション設定ではなく標準装備された上での価格ですからね。クルマとしても、コストとしても、すぐれたパフォーマンスを実現しています。

-- 新しいPassatのお気に入りポイントを教えてください。
  • ハンドル

    ハンドル

    ハンドルを握ったときの、レザーのしっとり感。手に吸いつくようで、いいですね。反応もキビキビとしていて、リニアリティにすぐれたハンドリングを実現しています。ハンドル形状はフラットボトムなデザインになっていて、まるで F1カーみたい。クルマのことを、よく分かっている人たちが、乗る人を楽しませたいと思って作っているなと感じました。

  • シート生地

    シート生地

    試乗したHighlineのシートには上質なナパレザーが使われており、質感、座り心地、デザイン、という点で、とても気に入りました。まるでソファのような快適さですね。しかもシートヒーターだけでなくシートクーラーまでついている。いいクルマとの、心地よい毎日が、このシートに凝縮されているな、と思います。

  • ヘッドライト

    ヘッドライト

    まずシャープなデザインが、とても美しいですね。クールな印象が気に入りました。さらにスタイリッシュさと同時に、機能性にもすぐれていますね。アイラインを形成するポジションランプには20個のLEDが使われているそうで、その視認性の高さと、消費電力の少なさ、そして長寿命は、まさに次世代を見すえたヘッドランプだと思います。

クルマに求めるすべてがあり、無駄は一切ない。賢い選択肢、それが新しいPassat。
-- 新しいPassatは、どのような人たちにお勧めでしょう?

フォルクスワーゲンならびにPassatの「完成度の高いクルマづくり」は、きっと多くの人に共感できるものではないでしょうか。クルマにとって本当に大切なことは何かを、突きつめている気がします。それは自分なりの価値観をしっかりと持ってモノを選んでいく人たちの姿勢にも通じていくと思います。

ときにクルマはブランドイメージや奇妙なヒエラルキーの中で語られ、選ばれることがあります。しかし、そうした先入観や固定観念にとらわれず、自由に、フラットな目線で世界を見つめることのできる人たちに、新しいPassatは、とても魅力的に映るでしょう。
そうした「わかっている人」を、私はとても心強く思うと同時に、尊敬もしています。

そしてPassatは、とことん使い倒してほしいクルマでもあります。極端なたとえ方をするなら、クルマのために生きる人生ではなく、人生を楽しむためのクルマ。Passatは、とてもクールで賢い選択肢だと思います。快適に、長く乗り続けられるクルマを求めている人に、お勧めしたいですね。

(撮影協力:ベイサイドマリーナホテル横浜)

Passat
モデル詳細
  • Passat
  • Passat Variant