プレミアムセダンを選ぶ人たちは、経済的にも余裕があり、クルマの本質をしっかりと見極めることができる、いわゆる「大人」たちだ。そんな大人たちの多くが、走行性能やデザイン性、高級感、安全性など、あらゆる面で妥協のない「いいクルマ」だと口を揃えて評するのが、フォルクスワーゲン「パサート」である。価格.comに寄せられたユーザーレビューを見ると、その質の高さがひしひしと伝わってくるものが多いことに気付かされる。そこで本企画では、なぜ「パサート」はこれほどまでに高く評価されているのかを、価格.comが徹底チェック。新グレードとなる「パサート TSI Eleganceline(エレガンスライン)」の実車レビューを通して、その理由を解き明かしていく。

欧州 カー・オブ・ザ・イヤー2015にも選ばれた
8代目「パサート」の評価をチェック

子どもたちが巣立つと、家族のために乗っていたミニバンや、経済性重視で購入したコンパクトカーが、その存在意義を失ってしまうことがある。では、年齢的にも経済的にもゆとりのできた、本当の意味での「大人」たちはどんなクルマを選ぶのか。その答えのひとつがプレミアムセダンだ。

ここ10年以上にわたって、国内の自動車市場ではミニバンやコンパクトカーなどが高い支持を集め続けているが、自動車メーカーがみずからのアイデンティティーや、技術力の高さを示してみせるのは、車格的にも価格的にもゆとりのあるプレミアムセダンである場合が多い。それゆえ、クルマの本質をしっかりと見極めることができる大人たちは、走行性能やデザイン性、高級感、安全性などにおいて、そのメーカーの最高の技術を味わうことができるプレミアムセダンにひかれるのだ。

そんな大人たちの中でも、クルマ好き、クルマ通を自認する人たちが、こぞって「いいクルマ」と評するプレミアムセダンをご存じだろうか。それが今回注目したフォルクスワーゲン「パサート」である。

フォルクスワーゲンと聞くと、「ゴルフ」や「ポロ」を思い浮かべる人が多く、それらに比べると「パサート」はメジャーなモデルではないかもしれない。しかし、そうした感覚は日本国内に限った話であって、海を渡るとその立ち位置は一変する。「パサート」が誕生したのは、今から40年以上も前の1973年のこと。欧州では長きにわたって多くの人たちに愛され続け、ベストセラーモデルとして揺るぎない地位を確立している。その人気は「ゴルフ」や「ポロ」をもしのぐほどだ。また、8代目となる現行モデルは「欧州 カー・オブ・ザ・イヤー2015」に選出されるほど、高い技術と人気を兼ね備えたモデルなのだ。

そんな「パサート」だけに、価格.comに寄せられたユーザーレビューでも、実に評価が高い。まずは、彼らの声をチェックしてみるとしよう。

  • 今、「パサート」以上にかっこいいと思える車は国産車、輸入車含めてありませんでした。端正なデザインはとても気に入っています。
  • 心躍るような外観です。直線が主体で、かつ、セクシーさも感じるすばらしいデザイン。
  • 1.4リッターエンジンは、非力かと思いきや車体の軽量化もあり、問題ありません。軽く踏んでストレスなくトップスピードに到達します。
  • 1.4リッターエンジンのJC08モード燃費は20.4km/Lだそうです。走りもなかなかいいし、ダウンサイジングターボを選ばない理由がこうなると見つけにくい。
  • 安くはありませんが、同等の安全性能、燃費などを考えるとほかにライバルはいない価格帯かと思います。
※2016年11月11日時点、価格.com「パサート 2015年モデル」製品ページに投稿されたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

8代目となる「パサート」の現行モデルは、1.4リッターTSIエンジンを搭載した通常グレードの「パサートTSI Trendline(トレンドライン)」、上位グレードの「パサート TSI Eleganceline」、最上位グレードの「パサートTSI Highline(ハイライン)」、そしてよりパワフルなドライビングを実現する2.0リッターTSIエンジンを搭載した「パサート 2.0TSI R-Line」の4グレード展開。今回試乗したのは、新設定された1.4リッターTSIエンジン搭載の「パサート TSI Eleganceline」だ。

ここで紹介した声は、投稿されたユーザーレビューのほんの一部だが、これを見ただけでも、「パサート」の質の高さがひしひしと伝わってくるのではないだろうか。デザイン、走り、安全性能、そして低燃費性能を含めたコストパフォーマンス。プレミアムセダンに求められるさまざまな要素に関して、いずれも高く評価する声が寄せられているのだ。

とはいえ、実際に見て触れて、乗ってみてから評価を下すのが価格.com。ということで、次章では新グレードとなる「パサート TSI Eleganceline」の実車レビューを通じて、高評価の理由をじっくりと解き明かしていこう。

ほかとは違うがやり過ぎない
センスのよさを感じるVWらしいデザイン

憧れや所有欲を満たしてくれる、上質なルックス。プレミアムセダンにはそうした品のあるエクステリアデザインが求められるが、「パサート」の外観を一見して感じたのは、フォルクスワーゲンらしい「やり過ぎない美しさ」である。華美な装飾が施されているわけではないが、その端正なプロポーションには堂々たる存在感があり、ワイド&ローを強調するフロントマスクによって、駆け出す時をジッと待っているかのような心地よい緊張感が感じられる。

さらに印象的なのがサイドビューだ。Aピラーの根元からリヤコンビネーションランプへ、彫刻刀で削り出したようなキャラクターラインが力強く伸びている。このシャープな直線とルーフラインが描くやわらかな曲線により、風格と色気が共存する、美しいフォルムが形成されているのだ。「パサート以上にかっこいいと思えるクルマは国産車、輸入車含めてありません」「心躍るような、セクシーさを感じるすばらしいデザイン」。価格.comユーザーからはそんな声があがっていたが、なるほど確かに、見ているだけで胸が高鳴るデザインである。

ボディサイズは4,775(全長)×1,830(全幅)×1,485(全高)mm。一見すると、オーソドックスなデザインにも思えるが、国産のプレミアムセダンにはない、品のよさと、アグレッシブさが漂う

  • 力強さと伸びやかさを備えた水平基調のフロントグリルはフォルクスワーゲンならではのもの。フロントグリル自体が、低く、薄くデザインされており、ワイド&ローが強調されている印象だ。

  • 重厚さと軽やかさ、落ち着きと華やかさといった、異なるベクトルのデザインをひとつにまとめあげるデザインセンスはフォルクスワーゲンの真骨頂である。それを最も感じたのがサイドビュー。フロントからリヤへと続く彫刻刀で削り出したようなキャラクターラインと、やさしさを感じる滑らかなルーフライン。このバランスが絶妙で、メリハリの効いた美しい造形に仕上がっている。

  • 足元をグッと引き締めているのが、17インチのアルミホイール。プレミアムセダンにふさわしい品のよいエクステリアデザインに、スポーティーさをプラスしてくれる。

インテリアに目を移すと、「やはり『パサート』は違うな」という印象はさらに強くなる。たとえば、インパネの横いっぱいに伸びるエアコン吹き出し口のデザイン。これによって空間の広がりが巧みに演出されており、その中央に配置されたアナログ時計もデザイン上のいいアクセントになっている。また、センターコンソールにはピアノブラックがあしらわれるとともに、ドライバーの手が無理なく届く範囲に操作系を集約するなど、デザイン性と実用性を両立した抜かりのない作り込みだ。ステアリングはもちろん本革仕様で、シートには上質なアルカンターラ&レザーシートを採用。シートサイズも欧州ブランドらしくゆったりとしたサイズ感なので、ロングドライブでも背中や腰に疲れを感じず快適に運転できるのがありがたい。

目に見えるデザインだけで「プレミアムセダンらしさ」を表現するクルマも多いが、「欧州 カー・オブ・ザ・イヤー2015」に輝いた「パサート」は、決して見た目だけではない。“ドム”という重厚なドアの開閉音や、ステアリングを握り込んだときのしっとりとした質感、シフトレバーやウインカーレバーを操作したときの心地よいタッチなど、見た目以外の部分にもしっかりと上質さが宿っている。だからこそ、シートに腰を下ろしてステアリングをそっと握るだけで、「いいクルマに乗っている」という満足感が自然と湧き上がってくるのだろう。

フロントグリルと同様、水平基調でシンプルにまとめられたインパネデザインからは、奇をてらわず、機能性と使い勝手を突き詰めるフォルクスワーゲンらしさが感じられる。質感の高いアルミ製のデコラティブパネル、ピアノブラックのセンターコンソールで、さりげなく洗練されたインテリア空間を形成するあたりも、実にレベルが高い。

  • シートは上質なアルカンターラ&レザーシートを採用。かた過ぎず、やわらか過ぎずの絶妙な座り心地で、しっかりとした包まれ感もある。これなら、ロングドライブでも背中や腰に疲れを感じにくいだろう。

  • リヤ空間も広々としている。運転席にスタッフが乗車した状態で、リヤシートに身長178cmのスタッフが座ってみたが、頭上、足元ともにかなりの余裕が感じられ、居住性は抜群にいい。シート自体がゆとりあるサイズなうえ、シートバックの傾斜角が絶妙なのもポイントである。

  • ラゲッジルームは広大のひと言で、実に約586Lもの荷室容量が確保される。トランクスルーを活用すれば、長尺の荷物を積むことも可能だ。

最新のネットワーク環境に対応した
インフォテイメントシステムを搭載

「パサート TSI Eleganceline」には、オプションでフォルクスワーゲン純正のインフォテイメントシステムが用意されている。スマートフォン感覚で操作可能なカーナビ画面に、モバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net」から受信した渋滞情報や駐車場の満空情報、ガソリンスタンドの料金情報などが表示できるテレマティクス機能「Guide & Inform」に対応するほか、対応アプリを画面上に表示したり、音声操作したりできるコネクティビティ機能「App-Connect」に対応するなど、これまでとは異なる、新しいドライブや、新しい車内での過ごし方を実現してくれる。

Guide & Inform
  • Google Earth画面

  • Google Street View画面

  • ガソリンスタンド(料金情報)画面

App-Connect
  • MirrorLink™画面

  • Apple CarPlay™画面

  • Android Auto™画面

ダウンサイジングターボの先駆者による
パワフルで快適な走行性能に迫る

今回試乗した「パサート TSI Eleganceline」には、直列4気筒、1.4リッターターボのTSIエンジンが搭載されている。「プレミアムセダンなのに1.4リッターエンジン?」と思った人がいるかもしれないが、これが、今や世界的トレンドとなっているダウンサイジングターボだ。ダウンサイジングターボとは、エンジンの排気量を縮小(ダウンサイズ)して燃費性能を高めるとともに、排気量縮小にともなうパワーダウンを補うためにターボチャージャーを組み合わせたもの。エンジンルームの小さいコンパクトなクルマでもパワフルな走りを楽しむことができ、なおかつ大幅な燃費向上も期待できることから、欧州車をはじめ、ここ最近では国産車にも採用されることが多くなっている技術だ。

なにを隠そう、フォルクスワーゲンはこの技術をいち早く採用し、普及を先導してきたダウンサイジングターボの先駆者とも言うべきメーカーである。それゆえ、小排気量のターボに関するノウハウと技術には一日の長があり、「パサート TSI Eleganceline」に採用された1.4リッターターボのTSIエンジンも、小排気量ながら最高出力150PS、最大トルク250Nmというハイパワーを発揮。と同時に、プレミアムセダンとしてはトップレベルとなる、JC08モードで20.4km/Lの低燃費性能を実現している。

「パサート TSI Eleganceline」に搭載された、フォルクスワーゲンの代名詞とも言える1.4リッターターボのTSIエンジン。1.4リッターながら、最高出力110kW(150PS)/5,000-6,000rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpmというパワフルな動力性能を発揮し、それでいて20.4km/L(JC08モード)という低燃費を誇るのだから驚きである。

では早速、「パサート」の乗り味を確かめていこう。エンジンをかけて走り出した瞬間、「あれっ?」という感覚があった。驚くほどに車内が静かなのである。そのままアクセルを踏み込んでみても、キャビン空間の静けさは変わらない。このクラスのクルマで静粛性が高いのは当たり前かもしれないが、それにしても、路面をスーッと滑るように、細かい凹凸をいなしながら走るこの快適性には文句のつけようがない。

圧巻だったのは、排気量からはとても想像もできないほどのパワフルな加速だ。1.4リッターターボのTSIエンジンと7速デュアルクラッチ変速機「DSG」を組み合わせたパワートレインは、低回転をキープしながら的確なシフトアップが行われ、アクセルの踏み込みに対してリニアに反応。まるで人とクルマが一体になったかのように、ドライバーの意志に沿ってグングン加速していく感覚が実に爽快で心地よい。どんな状況でもアクセルを踏む右足には排気量を超えたゆとりが感じられ、それでいてスポーツカーとは違う、しっとりとした味付けがなされており、プレミアムセダンにふさわしい上質な走行フィーリングである。

また、前後左右の車両感覚がつかみやすく、乗り始めからとまどうことなく意のままに操れるのも気に入った点だ。ステアリングは軽やかだが安定感があり、余裕のある動力性能と自在な操舵性がもたらす、いつまでも、どこまでも走りたくなるような乗り心地のよさを大いに体感することができた。

1.4リッターではさすがにパワー不足なのでは? そんな先入観があったが、走り出した瞬間に不安は吹き飛んだ。低速域から骨太のトルクが感じられ、アクセルの踏み込みに合わせてスムーズかつ即座に加速していくのだ。少しスピードを上げてステアリングを切ってみると、スポーツカーとはひと味違った、余裕のあるしっとりとした操舵フィーリングが得られた。

プレミアムセダンには最上のドライビングが求められるが、それと同時に、最先端の安全性にも期待したくなる。その点、「パサート」には、予防安全、衝突安全、二次被害防止という3つのステップで危険を回避するフォルクスワーゲンの安全思想「Volkswagen オールイン・セーフティ」に基づいた、レーザーレーダーとフロントカメラ併用のプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシスト」をはじめとする、多彩な先進安全機能が全車に標準装備されている。こうした先進安全機能は上位モデルだけに搭載されるクルマも多いが、それを全グレードに標準装備しているのだからなんとも懐が深い。すべてにおいて妥協しない「パサート」の完成度の高さは、こうした点からもうかがい知ることができるのだ。

そしてなにより驚くのは、その価格だろう。「パサート TSI Eleganceline」の車両本体価格は、3,799,000円(税込)。これだけの走り、快適性、先進機能を備えながら、車両本体価格は400万円を切っているのだ。輸入車、国産車と魅力的なモデルが数多く並ぶプレミアムセダン市場だが、これほどまでに圧倒的なコストパフォーマンスを誇るモデルは、「パサート」をおいてほかにないのではないだろうか。

予防・衝突安全、二次被害防止、3つのステップで危険を回避する
フォルクスワーゲンの安全思想「Volkswagen オールイン・セーフティ」
  • プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」

    「Front Assist」は5km/h以上での走行中に、衝突の危険を感知すると、まず警告音と警告灯でドライバーに注意喚起を促す。次に、ステアリングを振動させて警告を行い、さらに危険度が増すと自動で車両を減速させて衝突の被害を軽減する。45km/h未満での走行中には、歩行者の検知にも対応したシティエマージェンシーブレーキ機能が作動する。

  • アダプティブクルーズコントロール「ACC」

    「ACC」は、30km/h以上での走行中にフロントカメラとレーザーレーダーが先行車を検知し、設定した速度を上限に自動で加減速を行い、先行車と一定の車間距離を維持してくれる機能。長距離走行などでのドライバーの疲労が低減される。なお、0km/h~60km/hで走行中には渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」が作動。渋滞時やストップ&ゴーの多い街中などで便利な機能だ。

  • レーンキープアシストシステム「Lane Assist」

    長距離運転ともなると、注意していても集中力が薄れて車線をはみ出しそうになってしまうことがある。「Lane Assist」はそんな時に活躍する機能で、フロントカメラが走行中の車線をモニタリングし、ドライバーの意図しない車線の逸脱を検知すると、ステアリングの補正を行いドライバーに警告してくれる。65km/h以上で走行中に作動するため、高速道路の走行時などに役立つ。

  • レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」

    「Side Assist Plus」は、リヤバンパー左右に内蔵されたレーダーセンサーを使った後側方警戒支援システム。10km/h以上で走行中、自車の斜め後ろの死角エリアに車両が走行している場合、ドアミラーの専用インジケーターが点灯する。検出車両の方向にウインカーを作動させると点滅に切り替わって注意喚起を行い、実際に進路変更しようとするとステアリングを自動補正して軌道を修正し、接触を回避する。

  • リヤトラフィックアラート

    駐車時の運転支援も行ってくれる。駐車位置から後退で発進するシーンは、後方の状況を視認することが難しいため、ヒヤリとすることも多いが、リヤバンパーに内蔵されたレーダーセンサーが車両後方の状況をモニタリングし、死角から接近してくる車両を検知した際、警告音にてドライバーに注意喚起。さらに危険度が増した場合には、自動的にブレーキが作動する。

  • プロアクティブ・オキュパント・プロテクション

    事故を予測して、事故が起こる前に乗員保護機能の作動に備えるのがプロアクティブ・オキュパント・プロテクションだ。急制動や極端なステアリング操作によって事故の可能性を検出すると、すぐにシートベルトのテンションを高めると同時に、ウィンドウを閉じ、衝突が起きた際に各エアバッグが最大限の効力を発揮できるように備えてくれる。

  • ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」

    ドライバーの疲労や眠気による急なステアリング操作など、普段の運転パターンと異なる動きを検知して、表示と警告音で休憩をうながしてくれるユニークな機能も搭載している

  • 9つのエアバッグを搭載

    万が一事故が発生したときに乗員を衝突から保護してくれるエアバッグ。「パサート」には、運転席と助手席の「フロントエアバッグ」のほか、運転席の「ニーエアバッグ」、前席と後席の「サイドエアバッグ」、サイドウインドウ全体を覆う「カーテンエアバッグ」の、合計9個のエアバッグが搭載されている。

  • ポストコリジョンブレーキシステム

    これらの予防安全、衝突安全機能を搭載するとともに、起きてしまった事故の被害を最小限にとどめ、二次被害を防止するための備えが、ポストコリジョンブレーキシステムだ。これは、事故の衝撃をエアバッグのセンサーが検知することで作動するもので、自動でブレーキをかけて車速を10km/h以下まで減速させ、対向車線へのはみ出しなどによって起こる多重事故の危険を低減してくれる。

「パサート」の先進テクノロジーを体感
「TSI Highline」に用意された「テクノロジーパッケージ」

上位グレードの「パサート TSI Highline」には、先進テクノロジーが体感できる「テクノロジーパッケージ」がオプションで用意されている。これは、ハンドル奥のメーター部分が、スピードメーターおよびタコメーターも含めて液晶画面になっており、車両情報やカーナビ画面など、インタラクティブな情報が表示できるデジタルメータークラスター「Active Info Display」はじめ、ステアリングを操作することなく自動駐車できる駐車支援システム「Park Assist」や、駐車時に自車の状態を真上から見たようにカーナビ画面に表示するアラウンドビューカメラ「Area View」、ヘッドライトの動きを制御して夜間での安全な運転をサポートする「ダイナミックライトアシスト」、さらに、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」の5つをセットにしたもの。こうした最先端の技術によって、高い安全性が確保されるのも「パサート」の魅力のひとつだ。

Active Info Display
Park Assist
Area View
まとめ

「プレミアムセダンの購入を検討しているなら、『パサート』を選択肢に加えない手はない」。これは、今回、実車レビューを行って、改めて感じたことである。なぜなら、プレミアムセダンを買おうという人は、子育てもひと段落し、年齢的にも、経済的にも、社会的地位においても、余裕のある人が多いはず。そして、「パサート」は、そんな余裕のある「大人」にぴったりのクルマだと感じたからだ。

その理由のひとつが、どこに行っても出会うようなありふれたクルマではないこと。余裕のある大人には、知る人ぞ知る、個性のあるクルマを選んでもらいたいのである。それでいて「パサート」は、プレミアムセダンならではの、デザイン的なカッコよさや、内外装の質感の高さ、さらには心躍るような走行性能、パッケージング、安全性など、すべてにおいて次元が高く、本物を見極める目を持った大人でも十分に満足できる完成度を誇っているのだ。ここまでレベルの高いクルマが400万円以下で買えると言うのは、本当に驚くべきこと。プレミアムセダンの購入を検討しているなら、まずは、お近くのフォルクスワーゲンのディーラーで「パサート」に試乗してみてほしい。

  • 洗練されたデザイン Design
  • オールイン・セーフティ Safety
  • 快適な走り Drive
  • 心地よい空間 Comfort
  • ゆとりのパワー R-Line