WebCG × Volkswagen  タイアップ試乗記企画

第1回 新グレード「TSIエレガンスライン」を試す

安心できる装備も充実

「パサートTSIハイライン」。「TSIエレガンスライン」よりもさらに上質な装備が与えられる。

「パサートTSIハイライン」。「TSIエレガンスライン」よりもさらに上質な装備が与えられる。

ドライバーの安全運転をサポートするさまざまな機能が用意されるのもパサートの見どころだが、歩行者検知対応のプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシスト」をはじめ、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシスト、アダプティブクルーズコントロール「ACC」といった機能がすべて標準装着されるのは見逃せない。さらに、パサートでは、ACCとレーンキープアシストを組み合わせることで、渋滞時にも一定の車間距離を保つとともに、車線の維持支援を行う渋滞時追従支援システム「トラフィックアシスト」を搭載。この半自動運転機能のおかげで渋滞に巻き込まれてもドライバーの負担は少なく、一度使うと手放せなくなる。

ところで、この日は機能・装備が進化したTSIハイラインにも試乗することができた。TSIエレガンスと同じ1.4 TSIエンジンを搭載するTSIハイラインだが、従来よりも1インチアップの18インチタイヤを装着することで接地感が向上し、より安定した走りを実現している。さらに「XDS」と呼ばれるトルクベクタリング機能が搭載された試乗車では、コーナリング時のアンダーステアが明らかに抑えられ、スポーティーな走りを楽しむことができた。さらにTSIハイラインには、このXDSに加えて、アラウンドビューカメラやデジタルメータークラスター、駐車支援システム、ダイナミックライトアシストがセットになった「テクノロジーパッケージ」がオプション設定されており、さまざまなシチュエーションでドライバーをサポートしてくれるのがうれしいところだ。

  • 左側のステアリングスポークには、アダプティブクルーズコントロールのスイッチが備わる。

    左側のステアリングスポークには、アダプティブクルーズコントロールのスイッチが備わる。

  • 「TSIハイライン」のインテリア。高級なナパレザー仕立ての「トップコンフォートシート」が装着される。

    「TSIハイライン」のインテリア。高級なナパレザー仕立ての「トップコンフォートシート」が装着される。

  • リアにはダークテールランプを標準装備。高い視認性が確保される。

    リアにはダークテールランプを標準装備。高い視認性が確保される。

短い試乗ではあったが、TSIエレガンスライン、TSIハイラインともに、これまでのパサートが誇ってきた優れた走行性能に加えて、デザインのグレードアップや機能・装備の充実により、さらに魅力的なクルマに進化していることが確認できた。輸入ミッドサイズセグメントといえば競合がひしめく激戦区だが、このパサートは、価格の高いライバルに引けを取らない走りやパッケージング、装備を誇るとともに、最新のテクノロジーを盛り込むことで価格以上の価値を有しているのは確か。本当の価値を見抜く力がある人に、ぜひ知っておいてほしい一台である。

(文=生方 聡/写真=田村 弥)

「パサート」ってどんなクルマ?

「ゴルフ」と並ぶフォルクスワーゲンの基幹車種である「パサート」。写真は、上級グレード「TSIハイライン」

「ゴルフ」と並ぶフォルクスワーゲンの基幹車種である「パサート」。写真は、上級グレード「TSIハイライン」

ヨーロッパを旅すると、思いのほかパサートをよく目にする。それもそのはず、パサートはゴルフに並んで高い人気を誇るモデルで、例えばドイツにおける2015年の販売台数は9万7000台あまりと、ゴルフに次ぐセールスを誇るモデルなのだ。ヨーロッパ以外でもその人気は高く、総生産台数ではゴルフを上回る。2013年には世界中で110万台を超えるパサートが顧客のもとに届けられている。

パサートは、フォルクスワーゲンの上級モデルとして、1973年に登場。それは初代ゴルフが登場する1年前のことで、初代パサートはフォルクスワーゲンが自社開発した最初の前輪駆動モデルだった。

現在のパサートは2015年に登場した8代目で、フォルクスワーゲングループの横置きエンジン用プラットフォーム「MQB」を採用することで、優れた走行性能と高い安全性を実現するとともに、ミッドサイズセグメントならではの余裕あるサイズのボディーにより、広い後席やラゲッジスペースを確保している。ボディーバリエーションは、端正なスタイルが特徴のセダンと、“ヴァリアント”と呼ばれるステーションワゴンが設定されている。

  • 「TSIハイライン」のリアシート。背もたれは可倒式で、中央席には荷室からのトランクスルー機能も備わる。

    「TSIハイライン」のリアシート。背もたれは可倒式で、中央席には荷室からのトランクスルー機能も備わる。

  • トランクリッドは、ボタン操作による電動開閉が可能。リアバンパーの下につま先をかざすだけでトランクリッドを開けられる機能も備わる。

    トランクリッドは、ボタン操作による電動開閉が可能。リアバンパーの下につま先をかざすだけでトランクリッドを開けられる機能も備わる。

  • 洗練されたデザイン Design
  • オールイン・セーフティ Safety
  • 快適な走り Drive
  • 心地よい空間 Comfort
  • ゆとりのパワー R-Line